花火について

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夏です、花火です。
先日は、地元の花火大会に、、、行きそびれました。

なので(ってわけじゃないけど)、花火について調べました。

花火の始まり

中国で発明され「狼煙(のろし)」として使われた黒色火薬が花火の祖先だそうです。
鑑賞用の花火は、14世紀後半イタリアのフィレンツェにはじまったそうです。
聖ヨハネ祭で、キリスト教の祝祭の見せ物とされた「火を吹く人形」であったと言われています。
その後ヨーロッパ中に広がり大航海時代と共に世界中に伝わりました。

日本では、鉄砲とともに火薬の配合が伝えられて以降に作られました。
火薬は戦乱の時代の武器でしたが、娯楽に転用されたのです。
江戸の初期にはすでに花火師が現れ、線香花火などを売り歩いていました。
しかし、江戸には家事が多かったせいか、幕府は町中で花火をあげることを禁じるお触れを何度か出しています。

1733年には、前年の大飢饉とコレラの大流行による死者の霊をなだめ、悪霊退散祈願のため、隅田川で花火を揚げました。
それ以来旧暦の5/28〜8/28なで食べ物やや見世物小屋が夜間営業することを許可し、初日には川開きと称して、大花火を上げました。
いわゆる「両国の花火」です。

「鍵屋」「玉屋」

「鍵屋ァ、玉屋ァ」の掛け声で知られる2件が花火の製造元で「しだれ柳」「大桜」「流星」「ぼたん」といった各種花火を作りました。

1659年、弥兵衛という青年が江戸に上り「鍵屋」を興しました。
「鍵屋」は葦の管に火薬をつめた花火を作り、大評判となったと伝えられています。
江戸の豪商達は争って鍵屋に花火を打ち揚げさせそうです。
1808年ごろ、鍵屋から暖簾をわけてもらい、鍵屋の清七が分家「玉屋」を興しました。
大川の上流を玉屋が、下流を鍵屋が受け持つことになったのですが、人気は玉屋の一人勝ち。
どうやら、色も形も玉屋の方が優れていたようです。
浮世絵に描かれた花火船も玉屋のものばかりだったといいます。
ところが、1843年、玉屋は火災をおこし江戸所払いとなり、「玉屋」は一代かぎりで断絶してしまいます。
玉屋がなくなった後、川開き花火は鍵屋がすべてを受け持つことになりました。
「鍵屋」は第二次世界大戦頃まで存続していました。

花火の色

玉屋や鍵屋に代表される江戸の花火は、光だけのもので、色はついていませんでした。
初めて、公にカラーの花火が打ち上げられたのは、大日本帝国憲法を発布の明治22年(1889)2月11日だそうです。
カラーの花火は、その祝賀行事の夜のメインイベントとして皇居の二重橋から打ち上げられました。
花火は赤、青、黄、緑、白の5色が基本色。
日本の花火の特徴でもある鮮やかな色彩は、近年、進歩を遂げた薬品ブレンド技術の賜物でもあります。
最近は、レモン色、水色などの中間職が流行しているそうです。

日本の花火と海外の花火

●日本の花火
・まんまるく開きます。
・打ち上げにはどちらも円筒形の筒を使用します(海外と同じ)
・花火玉の形状は球形
・花火に詰められる「星」は球状で、別々の色を出す火薬を幾層にも重ねて丸めた物で、途中で色が変わったりします
・日本の花火は球体の中心にある割火薬によって星を四方八方に球形に飛ばし、花を開かせます

●海外の花火
・花火は必ずしもまるく開きません。
・打ち上げにはどちらも円筒形の筒を使用します(日本と同じ)
・花火玉の形状は円筒形
・花火に詰められる「星」は円筒形で、一種類の色の火薬だけを機械でプレスして作るので色の変化はありません
・円筒の片方の蓋が外れて中身を放出させます

最近ではイタリア、イギリスなどでも日本式の球形の玉を作るようになっているようです。

参考
地下鉄で式を感じる情報誌「メトロガイド」 2003 AUGUST 8 No.50
他、色々なWEBサイト。

花火についてもっと知れそうなリンク (2004/08/14 追記)

・日本の花火をもっと知りたい (日本の花火百科)
http://www.japan-fireworks.com/basics/menu.html
「色」「形」「仕組み」「大きさ」「製造プロセス」などの解説

・花火全般のFAQ
http://www.japan-fireworks.com/faq/faqindex.html
FAQ

・花火ビジュアルカタログ
http://www.japan-fireworks.com/catalog/catalog.html
花火の種類

・花火撮影講座・初級編
http://www.japan-fireworks.com/technic/technic.html
花火撮影の方法

・Q&A (株式会社磯谷煙火店)
http://uchiage-hanabi.com/faq/index.html
「素朴な疑問」と「インタビュー」

・舞台裏 (株式会社磯谷煙火店)
http://uchiage-hanabi.com/backstage/index.html
「製造工程」「曲導」「打揚げ方法」「打揚現場着衣」「現場日記」

・花火の世界 (PyroWeb)
http://www.bekkoame.ne.jp/~fire/basic/basic-index.html
花火と煙火の基本的な解説
何度も書き直してるそうなので、時々覗くと再度更新されてるかも。

・おもちゃ花火のドラゴンシリーズ
http://www.sun-inet.or.jp/~otaenka/
リンク先のほとんどがForbidden(403)になっちゃうけど、リンク元の説明はよさ気なので復旧を期待。

コメント(6)

:

質問OK,ですか?
花火の原料は、なんだったんですか?
何か、分かりやすい写真や、イラストなど、はありませんか?
出来れば、教えてください!
お返事待ってます!

@@@ :

手持ち花火の、断面図を出来ればこのページで、教えてください。

ike :

Mさん。@@@さん。

原料は黒色火薬、、、というのは、本文に既に書いてありますね。
「第5回 花火の始まり(山縣商店)」 (http://www.hanabiya.co.jp/column/col5.html) を見ると「花火の原料である火薬の3元素は硝石+硫黄+木炭でこれが黒色火薬です。」と書いてありました。
手持ち花火の断面図って、見かけませんねぇ。

ちょっとリンクを追加しました。(宣伝)

クルセイド :

私は今総合学習で花火を調べています。それで徳川家康が日本で最初に見たと言われているそうなんですが、これについて何か資料はありませんか??

ike :

クルセイドさん。

ウィキペディア ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E7%81%AB )
によると、
***** 引用 ここから *****
『宮中秘策』(1741年)によれば、1613年に徳川家康が江戸城内で花火を見物したというのが、花火という語で確実に花火が使われたと分かる最も古い記録である。

ただしこれより前、1589年に、伊達政宗が仙台で花火を楽しんだという記録が『伊達家治家記録』にある、という主張がある。
***** 引用 ここまで *****

となってますね。
「宮中秘策」とか「伊達家治家記録」の文献を見つけられると、いいのかしらん?

では、がんばってください。(もう、終わっちゃったかな?)

電車男 :

キター!(・∀・)
_| ̄|O

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このページは、ikeが2003年7月26日 21:19に書いたブログ記事です。

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